
(2)将来計画
?@前提条件
Weatern Cape州は南ア共和国の中でも教育レベルの高さ、高度な職業技能の普及の点で他州をリードしており、また都市化の進んだ地方とされている。一方、山岳地や美しい海岸線、肥沃な谷等、地形条件の面で比類ない景観と多様性に恵まれており、歴史的に古くから発達した郊外の諸都市は文化の香りにあふれている。また、植生学的にも花の王国と称される如く、多種多様な植物群に恵まれ、自然・文化資源の保護の面で特筆される地域である。これらの既存資源はケープ都市圏を生活、産業分野のみならず、成長を続ける観光事業を色濃く特徴づけており、将来の開発についても次世代に優良な資源を引き継ぐべく、その保護と保全に目を向ける必要があると考えられる。
?A都市圏開発計画
国家政策であるRDP(Reconstruction and Development Programme)の下、
◆基礎的ニーズヘの対応
◆人材育成、開発
◆経済開発
◆国及び地域の民主化
◆RDP計画の実施
の5つの目標は、本地域の開発計画にも受け継がれている。
この目標の具体策として、開発原理、開発指針(Develoment PrincipleS、Goal and Guideliness)があり、次の各項からなる。
a.開発と保全の均衡に基づく成長管理、特に環境、文化資源の保全重視
b.都市拡大の規制、農耕、レクリエーション、環境生態系ポテンシャルの温存
c.雇用アクセス条件の良い既存の都市域内での住宅開発の展開
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